詐欺・違法出品なんでもあり!かつて無法地帯だったヤフオクの黒歴史
安く買って高く売れる。ヤフオクって便利なので使ってる人も多いですよね。
私は2000年頃からかれこれ18年利用しています。
個人の取引件数も700件を超えますのでベテランを自称しても良いでしょう。
そんな私が昔のヤフオクは酷いもんじゃったんじゃよと
運営が杜撰だった頃を思い出し、その歴史を振り返ってみようと思う
混沌の完全無料時代
ヤフーオークションの運営が始まったのは1999年9月28日。
この頃は完全無料制で現在徴収されている月額のプレミアム料金や出品料、
落札手数料などが一切かからない時代で、ハガキでの本人確認も無く
捨てメアドさえあればいくらでも出品取引可能なアカウントが作れたため
詐欺出品のアカウントもかなりありました。
アカ停止されてもすぐ別アカウントで復活できたのです。
無料で出品できたので一つの商品をいろんなカテゴリーに出品投稿して
「このページは見本ですので入札しないでください。入札はこちらのページから」
みたいな使い方をする人は多かった、というか出品テクニックの一つとして
あった感じがします。
違法!完全にアウトな商品も放置
無料時代の弊害かチェックする人員を割けなかったのか
今では一発アカウント停止になるような
商品が普通に売られていました。
女性の使用済み下着
なんと普通に出品されてたんですよ。信じてもらえないかも知れないけど
当時からどうかしてると思っていたが実際あって取引されてたんですよ
数百ギガバイトのエッチな動画の詰まった外付けHDD
これがあくまで外付けHDDとしてPCパーツのカテゴリーに出品されてたんだよなぁ
海賊版DVDBOX
例えばガンダム全話収録のBOXで4000円くらいでデザインとかも凝ってて
安っぽさを感じませんでした。
同じアニメでもいろんな会社が出してて
当時の2ちゃんねらー達がどの会社のが良いとか、画質やパッケージの質感など
比較レビューしあってたりしていた。
主婦が趣味で作ったお菓子など自作の料理
お店で売ってるやつじゃなくて、主婦がおいしく焼けたので食べて下さい
みたいな感じで家で焼いたケーキとか生菓子売っていて
プロみたいな人も居ればそうじゃないのもあって
ウォッチスレが盛り上がってましたね。
こんなのがゴロゴロしてたのが当時のヤフオクでした
有料化と本人確認へ踏み切り
2001年5月28日、ヤフーオークションの有料化とハガキによる本人確認の開始
月額280円の利用料やヤフーウォレットの登録。
一つのクレジットカードや銀行口座につき
一つアカウントが作れるなどセキュリティー面の強化がされました。
50万円までの詐欺に対する保証も
システム利用料の大幅な変更
2002年4月15日、利用者増加のため1出品10円の出品料と
3%の落札手数料の徴収を開始をはじめた。(現在は8.64%~最大10%)
またオプションで上位表示が可能になったのもこの時期
この頃はヤフオクやめてビッターズやウォンテッドオークションなど
他所のオークションサイトに移住しようぜなんて
運動も起こったが結局他はどこも過疎っていて
利用者が多く盛り上がってるヤフオクに戻ってくるしかなかった
取引ナビ開始
2007年これまで落札後はお互いのメールアドレスが表示されるので後は
メールで取引し合っていたのだが
メールアドレスの公開をせずに取引が出来るようになった。
これ以降も値上げ等ありましたがシステムとしては現在の仕様になりました。
支払い方法がかんたん決済のみに
2018年3月より支払い方法がかんたん決済のみになり、
相手の銀行口座に直接入金する事が出来なくなりました。
最近一番の大きな変更点です。
落札者は一旦代金をYahoo!JAPANに支払います。その後出品者が商品を発送し
受け取り連絡を行うと初めて出品者側に代金が支払われるシステムに変更。
出品者側の詐欺を防止する為でしょうが出品者側からしたらこの変更は
たまったものじゃありません。
到着連絡がなくても14日が経過すれば代金は振り込まれるそうですが
入金確認してから発送したい出品側としては強制的に入金タイミングが
後払いにされてしまうのは高額商品になってくるほどきついですね。
始めは3%だった落札手数料も現在は消費税以上の割合で引かれてますし
出品者側ばかりが不利になってきてませんかね?
最近のヤフオクは効率化されすぎて寂しい
どんどん改善されて健全になってはいったけど
評価コメントまでテンプレートが用意されるようになったり
メールなどで直接お礼や商品の感想もらったりそういうやり取りの機会まで
減って昔はむちゃくちゃだったけど
海外発送を経験したり直接会っての取引も何度か経験もしたり
そういったやりとりも楽しかったなと最近少しさびしく感じます