イラスト初心者におすすめ LEDトレース台(ライトボックス)の選び方・使い方
アナログイラストを描く際にとても役に立つ画材、トレース台の紹介です。
光源がLEDタイプの薄型トレース台を衝動買いしてしまいました。昔ながらの蛍光灯タイプの製品と比較しながらレビューをしてみたいと思います。
トレース台(ライトボックス)とは
トレース台とはライトボックスとも呼ばれますが主に絵の複写に利用される道具です。
蛍光灯などの光源の付いた板の上に原稿と転写したい紙を重ね、光で透かしながら
ペンでなぞり描きする事で模写が行えるようになる道具です。
Unigear LED トレース台 A4サイズ
今回私が購入した製品はこちらの物です。
トレース台には蛍光灯とLEDの比較
トレース台には光源が蛍光灯のタイプとLEDを使用した薄型タイプがあるのですが現在メジャーで人気があるのは薄型タイプらしいです。写真の左がLEDタイプで右が蛍光灯タイプです。
というのも私はつい先日までこの薄型タイプのトレース台の存在自体を知りませんでした。トレース台といえば蛍光灯の入ってる傾斜の付いた箱型の物しかない思っていて、現に20年前に購入したものを今も所有しています。
ですからもう何年も前から主流になってるらしいLED薄型タイプを見た時は今はこんな便利になってるのかと浦島太郎状態でなんだか興奮してつい買ってしまったのです。
蛍光灯タイプはデメリットも多い
LEDタイプと蛍光灯タイプのトレース台では厚みにこれだけの差があります。トレース台の事をライトボックスとも呼んでいたように昔はこうした箱型が主流だったんですね。
私が昔買ったトレース台なんかは当時、他に選択肢がなかったとはいえ1万円近くしていたし今主流のLEDのものとは全然違い、厚さも少年ジャンプくらいの幅がありました。
時々ランプが切れるので中の蛍光灯を交換する必要もありましたし明るさの調節機能なんてものもありませんでした。今出ている製品との比較ともなるとデメリットとなる要素は多かったです。
ただ傾斜がある事で紙に対する目線の角度による誤差が出にくいというメリットはあります。
私が愛用していたアイシーのトレース台。これも当時としては良いものでした。中高生時代の自分には当時なかなか買うのに決心がいる値段ではありましたが十分に元は取ったと思えるくらい使い倒しました。
最近ではLEDトレース台が2千円くらいから購入できるんですね。これは衝動買いするのも仕方ないのです。amazonのレビューでも子供のおもちゃとして買い与えてる方も多いようです。
少女漫画雑誌「ちゃお」の付録にトレース台
今ではちゃおの付録にまでトレース台が付くようになって小さい子供達もトレース台を使うようになってきているんですね。
Unigear LED開封
簡易ですがボール紙でできた頑丈な箱になっています。
とにかく薄くて そして軽いです。A4サイズ、厚さ5ミリ。側面に付属のUSBコードを挿して電源供給します。
ACアダプタは付いていないので自前のモバイルバッテリーやUSBコンセットを使用します。持って行った先でコンセントが使えるとは限りませんし、モバイルバッテリーから電気供給できるのは良いですね。
三段階調光、スイッチをタッチすることで明るさが三段階に切り替えできます。思ったより明るいですが目が疲れるような眩しさではありません。
内臓されているLEDの寿命は5万時間あります。
表面全体が発光するのではなく荒いメッシュ状に発光します。紙を敷けば光も拡散されるので私は気になりませんでした。
蛍光灯式のように盤面に手を乗せていても熱くならないのは良いですね。
絵描きなら上達するためにもトレース台を購入するべき
漫画・イラストを描くなら絶対に購入をおすすめします。写真や絵の複写などが主な使い道ですが、そういった使い方以外に自分で描いたイラストを裏表逆さにして透かす事で左右を反転させて見る事が出来ます。
普通に一方の面から見ると視覚の慣れでデッサンの狂いが分かりづらいですが裏面から透かして左右反転させると、結構上手く描けてたと思った絵がまるで別人が描いたかのように下手に見えて自分の絵の狂いに気がつけるようになります。
そこからが大事なのですが裏から鉛筆で修正した線を書き加えて、それをまた表に返して修正します。
これを何度か繰り返して調整していき裏表どちらから見ても変じゃなくなれば下描きは完成です。楽して上手くはなりませんが絶対に画力向上の近道にはなると思います。
おすすめのLEDトレース台
その他のおすすめトレース台の紹介です。
裏側にスタンドが付いていて3段階の傾斜をつける事が出来ます。また明るさは7段階から調整できます。
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まとめ
薄くてノートサイズなのでそのままカバンに入れて持ち運ぶ事も出来ますし大変便利です良い時代になったものです。こういう画材関係もいろいろと進歩してるんですね。
サイズもさまざまですがA4からA3といったサイズがよく売れているようです。
それでは以上、『イラスト初心者におすすめ LEDトレース台(ライトボックス)の選び方・使い方』でした。