原作者トマス・ハリスが脚本を担当 映画「ハンニバル・ライジング」

12月 13, 2019

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映画「ハンニバル・ライジング」の紹介です。この作品は 「レッド・ドラゴン」より前のストーリーとなります。

ハンニバルシリーズの時系列では一番最初、レクターの幼少期から青年期に至るまでを描いた作品です。

日本人の目から見るとヘンテコな日本描写も登場するのでキツイ場面もあります。

 

2007年 アメリカ・イギリス・フランス映画

原作・脚本:トマス・ハリス 監督:ピーター・ウェーバー

出演:ギャスパー・ウリエル、コン・リー

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若きレクターを演じるギャスパー・ウリエル

この彼が成長するとアンソニー・ホプキンスの様になるのかって考えると少々イケメンすぎる気もしますがまぁいいでしょう。

ターミネーター2のエドワード・ファーロングも現在では

太った体格の中年男性に成長してしまいましたし、そう思うと繋がる気もしてきます。

あらすじ

ハンニバルは名門貴族レクター家の子息としてレクター城で暮らしていた。

戦争が激しくなり戦火を逃れるため隠れ家の別居に移住するが、戦闘に巻き込まれ両親を失ってしまう。

残りわずかな食料を妹のミーシャと分け合い過ごしていたところに6人のドイツ残党兵が押し入り、食料が尽きるとミーシャを殺して目の前で食べ始めたのです。

幼いハンニバル・レクターはショックで記憶を失い、言葉を発する事もできなくなってしまいます。

8年後レクターは戦争孤児として収容所に入れられます。その収容所はかつてレクターが住んでいた城だったのです。

そこは勝手知ったる自分の家。抜け穴から脱走し、叔父の元を尋ねました。

叔父は既に他界していて、未亡人の紫夫人が1人で暮らしていました。レクターは紫夫人と一緒に暮らし、そこで武道を学びます。

医学生として大学に進み人体解剖を学びながら、そこで入手した薬物を使用し

自力で失った過去の記憶を呼び起こす事に成功する。

妹を殺した6人の正確な顔を思い出したハンニバルは1人1人見つけ出し

復讐をしていく中で、自分も妹の肉を食べていた事を知らされ残りの記憶が完全に甦るのであった。

紫婦人

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広島の原爆で家族を失った伊達政宗の子孫の美しい日本人女性という設定

であるのですが顔つきがどう見ても中国人です。

外国の人から見たら日本と中国の見分けが付かないのでしょうけど

部屋の作りや装飾も日中ごっちゃになってるしレクターに剣道を教えるシーンはもはやギャグ

日本の設定入れるならここは日本人に演じて欲しかったです。

レクター最初の殺人

レクターは紫婦人と暮らす中で日本式の文化や教養を身につけます。

これらが後年の芸術センスや知識などに影響をもたらしたとされています。

紫婦人もレクター同様、戦争で家族を失ったという心に傷を持つ女性という事で

気になる存在だったのでしょう。

そんな中、レクターは紫婦人を侮辱した肉屋の男を日本刀を使い斬首してしまいます。

この時に初めて自分の中の残虐性と血の味に目覚めたのです。

 

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まとめ

アメリカ・イギリス・フランス合作の映画でしたが興行成績は良くは無く

なんとか制作費は回収できたといったところで、内容的にも賛否両論というより

圧倒的に否が多い作品となってしまいました。

4作のハンニバルシリーズですが、ナンバリングの無いタイトルなので

シリーズ物だと分かりにくいんですよね。最近の映画だとよくあるのですが

「ダークナイト(バットマンシリーズ)」や「プロメテウス(エイリアンシリーズ)」

のようにわざとそういうタイトルにして新規客が

敬遠しないようにというのもあります。

この「ハンニバル・ライジング」はそういった意味では

ストーリー的にはよくある復讐劇なので受け入れやすい部分もあり

シリーズを何も知らないで観てもそれなりに楽しめるんじゃないかとは思います。

 

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