あの「プリズン・ブレイク」シーズン5を不安に思いながらも観始めました
アマゾンビデオでプライム会員限定で話題作のレンタルが7月17日まで100円というセールをやっていたので海外ドラマ「プリズン・ブレイク」のシーズン5をレンタル購入してみました。
8年ぶり、何が期待の新シリーズだって?
以前から気にはなっていた8年ぶりに復活をした新シリーズではありますが正直なところ全く期待していないどころか
数年前に新シリーズの製作が決まったというニュースを知った時からもう本気で止めてくれと思ったくらいこの新シリーズに関しては蛇足でしかないと思っています。
番組がスタートして今まで気になっていながら見なかった理由も自分の中ではシーズン4の後に追加で放映された「ファイナルブレイク」で完全に完結していて、シーズン5の存在なんて無かった事にしておきたかったのです。
そもそも言ってしまえば「ファイナルブレイク」の時点で既にやっちまったなーって思うような蛇足っぷりだったのでシーズン1,2の頃に夢中になってた熱も結構冷めてしまっていた。
だってよう、前シリーズでは主人公のマイケルが最後死んでそこから数年の時が経って登場人物みんながマイケルの墓参りに集まって終わるってラストだったんだぜ?
そこからどうやって新シリーズ作ろうって言うのかと思えば
死んだと思われていたマイケルが実は生きていて中東の刑務所に収監されていたっていうじゃないの?
はぁ?何だよそれ・・・脳腫瘍はどうなったんだよ
良かったマイケル生きてたんだねハハッ!(笑)
人気ドラマにありがちな無理な引き伸ばしの犠牲になった「プリズン・ブレイク」だけどもシーズン5以前から既にその兆候はビシバシ感じていました。
練りこまれた脚本と感じたのは最初のシーズンだけで後は基本的に行き当たりばったりで毎回あっと驚くような過激な展開を入れることばかり夢中になって、先の展開など考えて無いだろうなって思う事が結構あったんですよ。
それの最たるものがマイケルの彼女のサラ・タンクレディがシーズン3でとある「組織」に捕まるんだけど救出に失敗して殺されるんです。
しかも殺した後に死んだ彼女の頭を箱に詰めてマイケルの兄に送りつけて、それで箱の中身を確認して彼女の死を知ったマイケルは復讐を誓うという展開だったのですが
なんか彼女の死は偽装されてたとかいって後々ひょっこり出てくるんですよ。ひょっこりはんですよ。
多分、箱を送りつけた時点じゃ本当に殺した事になってたんじゃないかなって思うんですがどうでしょう?
当時、あの展開でずっこけた視聴者は多かったと思います。
このサラの役者は「ウォーキング・デッド」でも主人公リックの奥さん役で出ているのですが、リックの友人と不倫してたり、ヒステリー起こしてはリックや皆の足を引っ張ります。
シーズン3で死んだ後もリックの前に幻覚だか亡霊のように現れて精神攻撃してくる参ったキャラクターなんで、中の人に罪はありませんがあまり良いイメージが無いんですよね。
こんな風に一度殺した人物がひょっこり生き返るのは初めての事じゃ無いのでマイケルが生きてると聞いた時もまたやっちゃいましたかとしか思えませんでした。
シーズン1と2は本当に面白いよ
人によっては3もって人も居るでしょうけど1,2は文句なく面白いです。
シーズン1
アメリカ副大統領を射殺した容疑で収監された兄のリンカーンを死刑執行から救うため
主人公のマイケルは緻密な計画を立てて刑務所の設計図を図形化したタトゥーを全身に彫って兄と同じ刑務所に送られるように目論み銀行強盗を起こします。
目論み通りに兄と同じ重警備のフォックスリバー刑務所に収監されることになり、全身に彫ったタトゥーを頼りに、刑務所内で得た協力者と共に脱獄をします。
シーズン2
フォックスリバー刑務所からマイケルの一味が脱獄を果たしました。
その一方でFBIのマホーン捜査官は天才的な頭脳を駆使してマイケルら逃亡者を追い詰めます。
ざっとこんなお話しですが、特に好きなのがシーズン2のマホーン捜査官が登場してからです。ルパンと銭型のとっつあんみたいな追う追われるの構図になって面白さが増しました。
とっつあんと違いマホーンの天才さはちょっと度し難いところはありますが
マイケルの「計画通り」に進行していたシーズン1から打って変わり、シーズン2でのマイケルとマホーンの対等な頭脳戦はハラハラしながら見れました。
有能すぎるマホーン捜査官
シーズン2から登場するマホーンの存在はしばしマイケルのライバルと称される「プリズン・ブレイク」の中でも一番好きな登場人物です。
この強力なキャラクターを出したおかげでシーズン2は面白くなったと思います。
シーズン1で万能プロットとして使われたマイケルの全身タトゥーの設定は刑務所を脱獄した後になっても使われ続けます。
元々、フォックスリバー刑務所のダクトやら建設に使われてるボルトの径だとか脱獄に関する図面を獄中に持ち込むためにマイケルしか読めないように図形化した他の人からは一見して意味の無い模様のタトゥーだったのですが
シーズン2では脱獄後の逃走ルートや逃走資金の隠し場所等に及ぶ行動予定が記されてる設定が追加されそのタトゥーは使われるのですが
その図形をマホーン捜査官は次々と解読してしまいます。
そしてマイケルたちの行動を先回りしたりして追い詰めるのですが、それだけではなく卓越した頭脳に加え武闘派でもあり軍隊格闘術みたいなのまで使ってきます。
シーズン3では一時的に協力関係になり以降はベジータ的なポジションに落ち着きますがこいつが仲間についてる時の安心感は半端無いです。
シーズン5も相変わらず
シーズン5はマイケルの死後7年という設定らしいです。役者もみんな老けてたるみが出てきた気がします。
マイケルの役者もすらりとした感じが戻ってる気がしますが体重絞ったのかな。
前シリーズでは刑務所入ってたはずなのにぶくぶく太って顔パンパンになってましたからね。クリスチャン・ベールを見習えと・・・
まとめ
amazonのレビューが高評価と低評価が半々くらい付いてたのですが、今のところぱっとしないですね。覚悟してましたがやはりこれまでのシリーズと比べて勢いは落ちていると感じました。
ずっとこの調子なら最後まで完走するかはちょっと分からないです。
最近は日本も海外もこういった昔の流行った作品の続編は多いです。
「Xファイル」も2016年からシリーズ再開して今年「Xファイル2018」がやってたんですけど皆さん知ってましたかね。
どこの国もネタ不足に陥ってるのでしょうか、少しさびしい気がします。
それでは