絶滅危惧種のうなぎ 今年も大量にスーパーに並んでしまう
今年も土用の丑の日がやってきました。(今年は7月20日が丑の日です)
今年に限らずここ毎年のように稚魚のシラスウナギが不漁で高騰しているとかでうなぎが値上がりしています。
2013年にニホンウナギが絶滅危惧種に指定されて5年が経ちましたが、相変わらずスーパーには大量のうなぎの蒲焼が並んでいます。
うなぎが売り切れずに去年は2.7トンも廃棄されていた
これは酷い。私も以前スーパーで陳列のバイトしていた事があるんですけど
恵方巻きとか売り場の陳列スペースはとっくに埋まってキャパ超えまくってるのにノルマがあるから
バックヤードではどんどん追加のパック詰めしてるんですよね。
そんなに作ったって売り場に置くとこねーから!
そして当たり前だけど大量の廃棄が出るという。
スーパーはイベント優先で種に対する危機感とかそういうのは全く持ち合わせていませんからね。
節分は大豆だけ食ってればいいし、うなぎも普段から食ってないのに土用丑の日だからという理由だけで思い出したようにわざわざ食べようとしなくたっていいと思います。
養殖のウナギなら大丈夫と思っていませんか?
うなぎの生態はまだ謎が多く食べてるエサとか住みかなどの環境も
まだ調査している段階で現在養殖として売られているうなぎも
飼育下で卵を生ませて増やすことが出来ないため
捕獲した天然の稚魚を成体まで育てているのであって卵から孵化させる完全養殖にはいたっていないのです。
また餌の値段も年々上がっているので養殖だからといって安くもならないのです。
正直なところ生態が謎すぎて、なぜ個体数が減少しているのか原因も特定されていないそうです。
ですので漁獲量を規制したとして原因が他の要因によるものであったら変わらず減り続けてしまうのです。
絶滅危惧種の「レッドリスト」に加えられているが法的拘束力はない
「レッドリスト」
国際自然保護連合(IUCN)の設定した絶滅の恐れのある野生動物のリストで危険度に応じてランク付けされている。取引や捕獲規制などの法的な拘束力は無い。
自然保護ではワシントン条約というものがあり、こちらは法的拘束力も強く絶滅の恐れありと指定されると商業取引も禁止される。
うなぎを使用していない代用品にも注目
そんな状況の中、うなぎにそっくりだと聞く魚のすり身で作ったうなぎの蒲焼風の練り物を購入してみました。要するにカマボコとかさつま揚げのようなものでしょうか
あるいはカニカマとかそっち方が近いですかね。
タレと山椒が付いていて電子レンジで温めるだけで食べれます。
そしてもう1つはうなぎ蒲焼ふりかけ
これはおすすめです。うなぎのタレと山椒の味しかしないんですが、この味だけでうなぎだと感じさせてしまいます。
うなぎの蒲焼味ってタレと山椒の味が大部分な事に気づかされます。
まとめ
今のところ法律で規制されている訳でもないので、私もうなぎは好きですし食べたい人は食べればいいと思うのですが
この時期のスーパーのように明らかに需要を上回るような供給の仕方をする必要は無いと思うんですよね。いっそ数量限定にしてなくなり次第終了とかにしてしまえばいいのに
どうにかならないものですかね。
それでは以上、絶滅危惧種のうなぎ 今年も大量にスーパーに並んでしまう でした。