1人暮らしで40万円以上もらえた5分で分かる賃貸の立ち退き料交渉

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6月に賃貸マンションの建て壊しによる立ち退きの通告を受けました。

期限は12月末までで猶予は半年あります。通勤に便利な事以外に特に今の部屋に愛着も無かったので

すぐに次の部屋を探しはじめたところ隣町に良い物件を見つけまして、心配事だった車の駐車場と無料のバイク専用駐車場までついていて

部屋の間取りも気に入ったので不動産屋にいって仮押さえしてもらいました。

 

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関連の記事、引越し費用を抑えるため物を減らそうとしました。

 

 

 

賃貸アパート・マンションの立ち退き料の相場は?

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退去通告を受けたものの引越し費用や敷金などお金がかかるし、せめて引越し費用だけでも大家に負担してもらえないかなと思い、交渉してみることにしました。

 

そして調べてみると今回のうちのようなケースだとどうやら「立ち退き料」というのが貰えるかもしれないらしいのです。

 

「立ち退き料」とは賃貸人の要請によって賃貸物件を明け渡す際に、その代償として支払われる費用の事です。

借地借家法では立ち退き通知は6ヶ月以上前とされており、6ヶ月より短い期間での立ち退き通知には正当な理由が必要とされています。

 

 

賃貸の立ち退き料の相場は「家賃6ヶ月分相当」というのが一般的らしいのですが、これは不動産屋の通例でそのくらいという業界内の暗黙のルールがあるだけで

法的な決まりはなく実際には支払い義務も無いそうです。ですので家賃滞納による立ち退き依頼などの場合など理由によっては全く支払われない事もあるそうです。

 

 

立ち退きまでの流れ

《入居者への通知は1年以内から6ヶ月前まで》

1、転居の打診:入居者へ口頭・書面にて通知

2、代替物件の提案:物件が用意できる場合

3、立ち退きにかかる費用の算出(立ち退き料)

 

立ち退きに関する通知や交渉は大家さん自身で行う事もあれば、全て専門の会社に依頼する大家さんもいます。

大家さんに対し直接交渉する場合、時間や根気など交渉力も必要になってきます。

やり方によってはかえって問題がこじれる事もあるので慎重に行いましょう。

立ち退きでトラブルになった際には弁護士に相談するなどの解決方法もあります。

 

 

実際に立ち退き料の交渉をしました

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現在のうちの家賃が6万円なので6か月分となると36万円が相場って事になります。

これは賃貸マンション・アパートの話で、店舗などのテナントや会社の事務所として借りてる場合は移転による営業損失なども考慮されて上乗せされたりするそうです。

 

うちの大家は気の弱そうな人で、こちらも円満に退去したいですし

このあってないような相場を持ち出して半年分の立ち退き料を満額請求する気も当初は無く

せめて引越し代程度を多く見積もって10万でももらえればいいなという気持ちで大家宅に直接交渉しに行ってみたところ

「それに関しては全て管理会社にお任せているのでそちらに話をして下さい」と言われました。

 

管理会社に電話をかけて事情を話したところ、すぐに話し合いの時間を設けて下さり

「保障についての交渉はうちの方でさせていただきます」と翌日には自宅にまで担当の方が2人で説明に来て具体的な金額交渉に入りました。

 

 

立ち退き料って本当にもらえるの?

結果を先に言ってしまうと40万5千600円支払われる事になりました。

引越し代だけでもと思っていた事からすれば、これは期待を上回る額でした。

他の部屋の住人はどうしているか知りませんが、こちらから言い出さなければ敷金だけ戻ってきてそれで終わりになってた可能性が大でした。

 

大家としてもなるべく安くしたいので上手く交渉するように管理会社に丸投げしていたようで、わざわざ向こうから「立ち退き料を払いますよ」と言い出す事は無かったように思います。

もしくはもっとゴネたりすれば更に上乗せも出来たかも知れませんが自分としてはこの金額に納得しています。

 

家賃6か月分が相場といいましたが単に今住んでる部屋が6万円だからそれを6か月分と単純計算になる訳ではなく、きちんと算出してこの金額になりました。

内訳けは以下の通りです。

 

 

立ち退き費用の内訳け

今回のうちのケースですと既に次の引越し先の目星が付いていて仮押さえまでしている状況だったのでかなりスムーズに話が進みました。

不動産屋から引越し先の間取りや敷金礼金、家賃などが書かれた新居の見積書のコピーを貰ってきていたので、それをベースに今住んでるマンションの管理会社と交渉しました。

 

敷金(12万円)

まず今住んでる部屋は取り壊しになるので原状回復などにお金はかからないので

敷金は全額戻ってきます。これが2か月分で12万円

引越し代金についてはこれで充てて下さいと説明されました。

 

新居の見積書(22万5千600円)

引越し先のマンションは部屋の間取りは同じなのですが階数毎に家賃が違い、階が上がる毎に家賃も上がり6万5千円~6万8千円まで開きがありました。

まだどの階に住むか決めかねており、6万5千円と6万8千円の2パターンの見積もりを出してもらっていました。

これについては管理会社の方から一番高い6万8千円で計算してもらえました。

そして新しい部屋の敷金と礼金がそれぞれ1ヶ月かかり13万6千円

駐車場代が1万800円と礼金1ヶ月で2万1千600円

ここまでで合計が34万5千600円になりました。

 

その他エアコンの工事料金等(6万円)

これで「家賃6ヶ月相当」の36万円に近い金額になり、この金額で締結しかけたのですがエアコンの購入費用などが余計にかかる事や窓枠のサイズが変わるのでカーテンが全部交換になるなどと言ってもう一押ししたところ

「それでは8月末の引越し予定という事で8月の家賃は払わなくてもよいです。それでいかがでしょう」という話になりました。

既に8月分の払い込みは済んでいたので払った分の6万円は返金するという対応になり

これで合計が40万5千600円になりました。

 

 

立ち退き料の交渉には見積書が重要

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当たり前ですが根拠のない金額を請求することは出来ません。

例外として都市計画などの再開発によって、手持ちの土地を追われる場合などの保障はかなり手厚く

庭に植えられた思い出の木だとか子供の身長を測る柱の傷などの「思い入れ」という金額換算の難しいざっくりしたものでも査定に含まれ数百万単位で値段が釣り上がる事もあるそうです。

 

 

今回のうちの場合ですと引越し先が決まっていたので

新居の見積書や今住んでる部屋の契約書など必要な書類を揃えて交渉に臨んだ事で費用の算出もスムーズに進み

また管理会社との話し合いの際に交渉を担当する社員の他に

支払い金額の決定権を持ってる立場の人も同席していたので最後の一押しで6万円吊り上げる事もできました。

 

立ち退き料交渉には締結するまで長いと1ヶ月とかかる場合もあるそうですが、大体1時間以内で話し合いがつきました。

 

 

まとめ

立ち退き通告を受けての引越し自体が初めての事で

つい先日までは「立ち退き料」の事も知らずに、引越し代から全て自己負担するつもりでいたのですが自己負担ゼロで転居できる事になりました。

このような機会はなかなか遭遇しないと思いますが

知らないと損をするところでしたので多くの方に知ってもらいたいですね。

それでは以上、 1人暮らしで40万円以上もらえた5分で分かる賃貸の立ち退き料交渉 でした。

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