ローワン・アトキンソン「ジョニー・イングリッシュ」シリーズ最新作 公開決定
Mr.ビーンのローワン・アトキンソン主演のスパイ映画シリーズ
「ジョニー・イングリッシュ」の第三弾の公開が11月9日に決定しました。
邦題も「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」に決まり
YouTubeにて特報が公開されています。
Mr.ビーン(ローワン・アトキンソン)って誰?
「Mr.ビーン」が世界中でブレイクしたのが90年代末頃なので流石にもう知らない世代も沢山いるだろうという事でまずはそこから説明します。
「Mr.ビーン」はイギリスにて1990年から1995年まで放映されたコメディTVシリーズでの名であり、その主人公です。
演じているローワン・アトキンソンの名前よりMr.ビーンの愛称の方が有名で
作品の特徴は殆どの場合、会話を行わずにビーンの表情や動きのみで笑いを誘うスタイルをとっていて
吹き替えなしで世界中で楽しまれていました。
日本ではNHKで深夜の時間帯に不定期で放映されていました。1997年には劇場版も公開されています。
ジョニー・イングリッシュシリーズ
「ジョニー・イングリッシュ」は2003年の公開から続くイギリスのスパイコメディ映画のシリーズです。
「007」シリーズなどのパロディを盛り込んだ作品ですが、本家007のスタッフも製作に携わっていて基本おふざけ映画ですが見ごたえもあります。
主人公のジョニー・イングリッシュはエージェントを夢見る諜報機関に所属する内勤の事務員でした。
彼のミスにより在籍していたエージェントが全員死亡したため、残り1人となったイングリッシュにエージェントとしての仕事を押し付けられてしまいます。
続く2作目は2011年公開の「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」です。
邦題の元ネタは勿論「007 慰めの報酬」からです。
1作目での活躍によりエース・エージェントの仲間入りをしたイングリッシュでしたが
大統領の警護任務をしくじりテレビの生中継の場で暗殺されてしまいます。
解雇されたイングリッシュは己を鍛え直すためチベットの僧院で修行の日々を送ります。
5年の修行を終えてMI7に戻ると組織が「東芝」に買収されていたりと酷いジョークの連続です。
そして続く3作目が今年公開の「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」となります。
スパイ映画はコメディとの相性抜群
ジョニー・イングリッシュをはじめスパイとコメディは相性が良く笑える映画が数多く作られています。
「SPY」(2015)
オープニングから007のモロパクリなパロディから始まるアクションコメディ
CIAの内勤のババァがスパイになるお話です。
「スパイ・タイム」(2015)
冴えない親父の正体が凄腕のスパイだったことからトラブルに巻き込まれていく息子の視点を描く作品。
「オースティン・パワーズ」(1997)
コメディアン俳優のマイク・マイヤーズが主役のオースティン役と宿敵Dr.イーブル役の二役を務め、脚本も担当した作品。こちらも007のパロディーが多いです。
「カジノロワイヤル」(1967)
一番おすすめしたい貴重なスパイコメディです。タイトルを見て「あれ?」と思った方はやりますねぇ。
ダニエル・クレイグ主演の映画「007 カジノロワイヤル」(2006)とタイトルが一緒ですが、実はこれ原作がどちらも同じイアン・フレミングの同名小説を元にして製作されているのです。
当時まだ無名だったジェームズ・ボンド小説の1作目の映画化権を取得して、出来上がったのは原作小説を茶化したドタバタのコメディ映画でした。
その後もイアン・フレミング原作の第1作目という事で原作準拠のきちんとした再映像化をしたかったものの版権を巡って法廷闘争に発展し、ソニーがMGMを買収してライセンスの問題が解決するまでかなりの年月を要してしまいました。
出演する豪華女優陣にも注目
謎の女オフィーリア役には「007 慰めの報酬」でボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコ(旧ボンド役のピアーズ・ブロスナンと共演で「スパイ・レジェンド」(2014)にも出演してます)
イギリスの首相役には「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・トンプソン(エマ・ワトソンじゃなくて占い学の教授の人です)
など脇を固める女優陣にも注目です。
それでは以上、ローワン・アトキンソン「ジョニー・イングリッシュ」シリーズ最新作 公開決定 でした。