ヤマハ 国内初の大型三輪バイク「NIKEN(ナイケン)」発表
ヤマハ発動機は9月13日、前輪に2つ、後輪に1つの大型三輪バイク「NIKEN(ナイケン)」の販売予定を発表しました。
「トリシティ」で既に3輪バイクを125ccと155ccで販売していましたが
大型での三輪バイクは国内初となります。
前輪2つ、後輪1つの大型三輪バイク ヤマハ発が発売:朝日新聞デジタル
ヤマハ発が大型三輪バイク投入 国内バイク市場活性化へ(1/2ページ) – 産経ニュース
3輪バイクやトライクについての記事はこちら
ナイケンの初公開は2017年のモーターショー
去年のモーターショーで撮ってきた写真が一枚だけありました。
そもそもモーターショーですし車中心に写真を撮ってたのでバイクは殆ど撮っていなかったのですが
見た感じ「トリシティ」と「MT-09」を掛け合わせただけの最近のヤマハが大型3輪作ったらこういうデザインになるのは分かりきっていたので驚きは無いですね。
良く言えば手堅くまとめてきたとも言えますが冒険してるようでしてないというのが率直な感想です。
フォークとホイールにヤマハレーシングを髣髴とさせるメタリックブルーを配置したのもカワサキH2のメタリックグリーンの配置と似てしまってますしね。
価格は178万2千円で発売
845ccという排気量のバイクで流石にちょっと高すぎる気がしますがどうでしょう。同じ排気量のMT-09が本体価格93万円でしたし、100万円超えるのは仕方がないとは思いますが大きく出たなぁと
これでも高いと感じるが、イギリスでは3499ポンド(約196万円)、イタリアでは1万4990ユーロ(約194万円)となっています。
トリシティについて
ヤマハが製造販売している前2輪・後ろ1輪の「リバーストライク」と呼ばれる車種。
「転ばないバイク」を目指し、推進していてこのシステムをLMW(=リーニングマルチホイール)と呼んでいます。
その見た目から実際以上に安定していると思われていますが、駆動輪は後部の一輪なのでこれが滑ると車体全体が滑ります。
日本ではトリシティMW125として2014年9月に発売。2017年1月20日には排気量155ccのトリシティ155(MW150A)が発売開始されました。
MT-09について
ヤマハMT-01以来となるMTシリーズとしてMT-07と共に開発され2014年4月10日に発売が開始されました。
乗っているというより乗せられていると感じる事の多い大型バイクの中でも装備重量181kgと軽量に仕上げていてぱっと見た感じ中型にも見えなくない大きさで取り回しがしやすく普段の街乗りにも使いやすい車体です。中型からのステップアップにも丁度良いかと思います。
2015年MT-09 TRACER
2017年MT-09
↓
そして今度のNIKEN(ナイケン)です
真横から見るとほぼシルエット一緒なんですよね。
エンジンもMT-09用の845㏄並列3気筒を採用しているのでもうMT~なんちゃらって名前で売り出しても良かったんじゃないかという気もします実質MTシリーズじゃないんですかね。
#いい風呂の日 らしいので、ちぃたん☆洗車でテンアゲですっ☆ NIKENですっ☆pic.twitter.com/VSAaAFJ4pv
— ヤマハ バイク (@yamaha_bike) November 25, 2018
300ccエンジン搭載の新型LMWを発表 YAMAHA 3CT
トリシティ、ナイケンに続くLMWの「3CT」300cc水冷エンジンを搭載したマシンをミラノのイベントで出展しました。日本では250ccになるのではと予想されています。
前輪に2つ後輪に1つの3輪バイクはヤマハの独壇場?
実際トリシティはかなりの台数が売れたのですが他のメーカーは全然真似してこないですね。特徴的すぎてやったらパクリと言われるのが目に見えてるからでしょうか。
ヤマハが止めたらこのタイプの3輪バイクも潰えてしまいそうですので是非これからも頑張ってもらいたいと思います。
それでは以上、『ヤマハ 国内初の大型三輪バイク「NIKEN(ナイケン)」発表』でした。