平本アキラ 新連載 「Raw HERO(ロウヒーロー)」イブニングにて開始

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「監獄学園(プリズンスクール)」の平本アキラ先生の新連載がイブニング誌で開始されました。

前号のイブニングでチラ見せされてたネームからはまた学園モノのような印象を受けましたが、さて今度の作品はどのような方向で攻めてくるのでしょうか。

 

平本アキラの絵柄がまた変わった

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待望の新連載「ディア・ダディ」!?

これは!!これが平本アキラの新連載なのか!?

「新境地で頑張ります」

 

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 なになに教師と教え子のラブストーリー物か・・・この絵柄、これが平本アキラの新境地・・・!?

 

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前号の予告のはネームじゃなくてこのまんまだったかー

 

 

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というのは作中漫画のネタでした。(最初から知ってたよ)

高層ビルの広い部屋で1人漫画を描いている謎の裸の女性、彼女は何者かー

 

本当の主人公「千秋」とその兄弟

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所変わって絵柄も変わりどこかのボロ家。

面接を受けた企業の不採用通知をクシャクシャにする

「秋兄ちゃん」こと長男の千秋。

そして次男、中学生の千秋。三男の千夏。

 

仏壇に父の写真が飾られており、両親の居ないこの家で兄弟3人だけで暮らしているようです。

長男、千秋は下の2人を養うため仕事を探していますが不採用続きで3ヶ月も経っていました。

 

一番下の千夏は上の2人からも大変可愛がられているようです。

 

「(父さん・・・俺 絶対にこいつらが一人前になるまで育てあげるから見守っていてください!!)」

仏壇の父に向かって手を合わせ祈る千秋。

 

 

面接に向かう電車の中でチカンを見つけてしまう千秋

二次面接に向かう途中の千秋。一次面接では両親を亡くし弟2人の面倒を見ている事で

社長に気に入られ、この二次面接に顔さえ出せば間違いなく受かると余裕のある表情。

しかしそんな中で車内の異変に気づきます。

 

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「(あ・・・あれって・・・まさか・・・チカン?)」

あとは時間通りに向かうだけなのですが、その電車の内でチカンされている女性を見つけてしまいます。

「(どこからどう見てもチカンだな・・・チカンならオレはどうするべきだ?)」

「(男ならどうするべきだ!?)」

 

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兄弟に食わせていかなければいけないんだ、きっと心優しいヒーローが現れてくれるさと面接を優先して見なかった事にしようとするが

涙を浮かべながら耐え続ける女性の姿に、耐え切れなくなって

つい正義感からチカンの腕を掴んでしまう。

「アンタさっきから何してるんですか?(や・・・やっちまった・・・)」

 

もう絶対に面接に間に合わないよと半ば諦めながら、駅員に突き出す為チカンの男と女性を連れて次の駅で降りると男は千秋に対して弁解を始めました。

「君は何故・・・私を痴漢と呼ぶ・・・?」

何故も何も僕は見たんだ言い逃れは出来ないぞ・・・と言ってるそばから男は女性の胸を揉みまくります。

「ふむ・・・悪くない洞察力だ・・・そして正義感に行動力もある・・・」

 

「だが少々思い込みが激しいかな・・・物事はもっと複雑だ・・・」

その言葉にハッとなる千秋。

 

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「そういう事(痴漢プレイ)だ・・・・・・」

 

 

私のところで働かないか?

そんな、やっぱり無視して面接に行くべきだったんだと頭を抱えうずくまる千秋に

男はそういう事情なら私の迎えを呼ぼう。間に合うかも知れないと

それと先方に電話をさせてくれ私が説明すれば面接官も理解してくれるはずだよと提案してきました。

 

そうして会社に電話し説得を試みる男でしたが、説明がくっそ下手糞で痴漢プレイの説明ばかりしていて話はこじれて揉めている。

慌ててスマホを奪い社長と話すも彼まで痴漢と勘違いされ電話を切られてしまった。

 

怒ってその場を去ろうとする千秋を男はなだめようするが

千秋は目の前の変態男に対して怒っているのではなく、自分のバカさ加減に腹を立てていたのだった。

こんな状況になっても自分自身を責めるかと関心した様子の男は

こうなったのは何かの縁、私の元で働かないか?と大事な面接よりも人助けを選んだ正義感が欲しいと千秋をスカウトします。

 

「ずっと尻ばっか揉んでる人間について行くわけないだろうが!!」

人の面接をぶち壊しておいて自分の会社で働け?どうせロクでもない会社に決まっているとまくし立てる千秋に

私がロクでもない人間だというのは否定できないがロクでもない仕事はしていないつもりだと男は反論します。

 

その仕事とは?

「皆に誇れる・・・君にピッタリの仕事だよ」

「何なんだよ!?アンタみたいな変態がやってる立派な仕事ってのは!?」

言い争いになっている千秋たちの元に上空からマントを身にまとった何者かが現れホームに着地する。

「キャップ・・・・・・お迎えにあがりました」

「うむご苦労・・・・・・」

「し・・・仕事ってまさか・・・・・・」

その全身タイツにマント姿から、その仕事の察しがついた様子の千秋。

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「君には向いていると思うぞ」

「正義の仕事が」

 

ヒーロー物なのか、そういうお話なのかこのマンガ

第1話目の掴みとしては凄く良かったです。情報量は多いけどムダが一切ないです。

さすがは平本アキラ

最後に登場した女ヒーローはヒロインとなるキャラでしょうかね。

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思うに表紙の女性が中の人でしょうか?

 

そして冒頭に出てきた作中漫画の作者も気になります。

 

この冒頭の女性漫画家は千秋たち兄弟の母親じゃないかと想像してるのですがどうでしょう?

両親は不在ですが仏壇にあったのは父親の写真だけで母親が死んだとは今の段階では誰も言ってないですからね。

わざわざ冒頭のカラーページを使い切ってまで描いたこの作中漫画も今回限りで終わりのネタではない気がします。

あまり重要な扱いになるとは思えませんが本編に関わってくる事もありえそう。

 

まとめ

平本アキラ 新連載 「Raw HERO(ロウヒーロー)」の第1話でした。

主人公、千秋は今のところまともな正義感を持った主人公のようです。

シリアス一直線な物語を描くとは全く思っていないのですが

このままキャラ崩壊させずにツッコミ役に徹するのか次回以降の彼の扱いが楽しみです。

 

敵の組織?など何と戦ってるのかまだ謎は多いですが今後も注目していきたい漫画の一つです。

それでは以上、『平本アキラ 新連載 「Raw HERO(ロウヒーロー)」イブニングにて開始』でした。

 

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