無線LAN子機 おすすめランキング 簡単接続で爆速の商品10選
スマートフォンやタブレット、ゲーム機などを無線でインターネット接続させるために「無線LAN(Wi-Fi)」を使用しているケースは多いでしょう。
最近の機器ではほぼ対応しているのが当たり前となっていますがデスクトップパソコンや古いノートパソコンなど有線接続しか対応していないケースもあります。
そうした機種には無線LAN子機が必要になります。
無線LAN子機は様々なメーカーが出していて、感度や速度などから対応周波数と選ぶポイントなどからおすすめ商品をチェックしてみました。
後半では実際に使ってみた感想や有線との速度比較などのレビューも合わせて書いています。
無線LAN子機とは?
「無線LAN子機」とは無線LAN親機である無線LANルーターからの電波を受信するためのアンテナのことです。
最近の機器ではこの無線LAN子機があらかじめ内蔵されている事が多く接続設定をするだけでインターネットに繋げる事が出来ますが
一昔前のデスクトップ・ノートパソコンまたはテレビなどには内蔵されていないこともあり、そのままでは当然有線接続しか選択肢がないのですが、そこで外付け対応の無線LAN子機を使用する事でワイヤレス接続ができるようになります。
また無線LAN内蔵の対応機器であっても規格が古く速度が出ない場合など外付け無線LAN子機を使用する事で改善する場合があります。
通信規格で無線LAN子機を選ぶ
無線LANで使用される通信規格は5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数の帯域に分けられていて5GHz帯には「11ac」と「11a」、2.4GHz帯には「11g」「11b」、そして両方の周波数帯に対応できる「11n」とがあります。
正確には「IEEE802.11○」(アイ・トリプルイー・ハチマルニ・テン・イチイチ)となりますが前のIEEE802.は省略して11acなどとパッケージなどには表記されています。
規格 | 周波数帯 | 最大通信速度 | 特徴 |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
・第2世代規格 1999年10月~ ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
・第2世代規格 1999年10月~ ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けやすい |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
・第3世代規格 2003年6月~ ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けやすい |
IEEE802.11n | 2.4GHz | 600Mbps |
・第4世代規格 2009年9月~ ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい |
5GHz | 600Mbps |
・第4世代規格 2009年9月~ ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい |
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IEEE802.11ac | 5GHz | 6.9Gbps |
・第5世代規格 2014年1月~ ・電子レンジなどの家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい |
2.4Ghz帯は壁などの障害物に強く遠くまで電波が飛びますが、電子レンジや無線ヘッドフォンなど同じ周波数帯域を使用する機器と干渉しやすいというデメリットもあります。
そして5Ghz帯の規格にはこうした電波障害に強く安定した通信が行えるメリットはありますが障害物に弱く壁や床などで通信が繋がりにくくなることがあります。
ですので5Ghz帯、2.4Ghz帯のどちらも使える無線LAN子機を選ぶのがポイントですが子機だけが対応していてもいけません。親機の対応速度以上は出ませんので親機ルーター側対応バンドのチェックも怠らないようにしましょう。
ちなみにこうした電波の規格は業界全体で認定した規格ですので親機と子機のメーカーはバラバラのものを購入してもなんら問題はありません。
接続インターフェースのサイズ
無線LAN子機の機器との接続にはUSB接続を使います。ただ空いてるUSBポートに差し込むだけで電源供給もUSBポートから受けられるので簡単です。
無線LAN子機のサイズにはノートパソコンに挿しっぱなしにしていても邪魔にならない爪のサイズほどの小型な物から、外部アンテナを要したUSBメモリや手のひらサイズ程度のものまであります。表記してある対応通信規格は同じであっても、外部アンテナのあるタイプの方が感度はおおよそ高くなります。
現在の無線LAN子機の殆どがUSBポートへ差し込む形状になっています。
電波が適切に届く状況下ならば、USBポートに差し込んでPC本体とほぼ同化する小型の子機が利用しやすく、Wi-Fiの電波状況が悪いケースでは電波を捉えるのに適したアンテナ状の形状の大きめな子機を使用するのがオススメです。
親機との距離やWi-Fiの電波状況によりますが、それらの状況により無線LAN子機の大きさも変化します。家の中での使用であっても離れた部屋や、1階にルーターを設置して2階の部屋で子機を利用する場合などは外部アンテナ付きの物を選ぶなど考慮しましょう。
セキュリティ
無線LANに限った事ではありませんがインターネット接続には通信傍受や無線LAN環境を無断で利用される危険が常に伴います。無線LAN環境に侵入されて重要な情報を盗まれてしまうなんて事もあります。
このようなトラブルに巻き込まれないために無線LANを使用する際の安全対策には十分注意する必要があります。ですので適切な暗号化方式を選択することが最も必要になります。
この暗号化方式が強固でないと短時間で認証が破られ無断利用を許してしまうことになります。特にセキュリティの中でも、通信の内容を見られたり改竄されたりしないようにデータを変換処理する暗号化方式が秘訣になります。
最近の無線LAN機器は通信を暗号化する『WEP』や『WPA(2)-PSK』といった処理が標準対応されています。
(i)WEP(Wired Equivalent Privacy)
WEPは、無線LANの世界で最初に登場した暗号化方式です。今までに以下のようないくつかの欠点が見つかっているため、現状では使用することを推奨しません。
(a)暗号化に使う鍵データの生成方法が単純であるため、解析が容易であること。
(b)パスワードを変更しない限り、暗号化に使う鍵は同じものが使用され続けること。
(c)(a)および(b)が原因で、暗号化方式そのものが既に解読されていること。
(d)通信データの改ざん検知ができないこと。
(ii)WPA(Wi-Fi Protected Access)
WPAは、欠点が多いWEPの代わりとして考えられた方式です。新たにTKIP
(Temporal Key Integrity Protocol)と呼ばれる技術が採用され、WEPの欠点として前述した(a)、(b)、(d)が改善されています。しかし、暗号強度に直接影響する暗号技術がWEPと同じままであるため、暗号化方式として万全とは言えません。一般家庭向けのモードとしては、簡易認証方式としてPSK(Pre-Shared Key)を使うWPA-PSK(WPA-パーソナルとも呼ばれます)があります。(iii)WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)
WPAの改良版であるWPA2では、より強力な暗号技術であるAES
(Advanced Encryption Standard)を採用しているため、WEPやWPAの欠点が全て解消されていると言えます。一般家庭向けのモードとしては、簡易認証方式としてPSK
(Pre-Shared Key)を使うWPA2-PSK(WPA2-パーソナルとも呼ばれます)があります。一般家庭においては、暗号化方式としてWPA2-PSKが最も強力であり、安全です。
おすすめ無線LAN子機 ランキング
種類や選び方が分かったところでおすすめの無線LANを紹介します。
フレキシブルな外部アンテナが付いたモデルと
極小のUSBアダプタ・メモリタイプと形状ごとに分けたランキングとなりますのでご自身の使い方に合わせて参考にして下さい。
外部アンテナ付き無線LAN子機ランキング
5位 Aoyool 無線LAN 子機 wifi 子機 11ac 無線LAN アダプタ 1200Mbps
11ac対応。上下左右に可動する2本の高増幅アンテナがあり、360度全方位から遠い場所からでもワイヤレス信号をキャッチできます。デュアルバンドは超高速1200Mbpsに対応、ストリーミングやオンラインゲームにも快適にこなせます。
初期設定は同梱のCD-ROMを使ってインストール可能です。
左右にアンテナがせり出している形状のため、ノートパソコンの使用ですと他のUSBポートを塞いでしまうかも知れません。
ですが受信感度やギガプランの光回線など通信速度を優先するのであればこのタイプが最もおすすめです。
カスタマーレビューでもこの商品に変えてから改善したとの声が多いです。
4位 TP-Link WiFi 無線LAN 子機 Archer T2UH 11ac 433Mbps+150Mbps
11ac対応。スタイリッシュなデザインの無線LAN子機。柔軟に動かせる外部アンテナに加えて1メートルのUSBケーブルまで付属していて最適な位置で感度調整が可能となっています。
設定不要でWindows 10/8.1/8ではすぐに使えます。(その他のOSは付属のCD-ROMを使ってインストールします)
最新ドライバーは公式サイトからダウンロードの必要あり
WPSボタン付きでルーターとのペアリングも簡単です。
3位 I-O DATA Wi-Fi 無線LAN 子機 11n/g/b 300Mbps アンテナ型 WN-G300UA
11ac非対応。11n/g/bに対応、送受信共に300Mbpsの高感度無線LANアダプターです。
無線LAN子機として利用できるクライアントモードのほか、アクセスポイントモードでは中継機としても利用が可能です。
2位 エレコム Wi-Fi 無線LAN 子機 433Mbps ハイパワーアンテナ WDC-433DU2HBK
11ac対応。 「WPS」機能を搭載しています。WPS対応の無線LANルータと、製品の背面にある「WPSボタン」を押すだけで、セキュリティ対応の無線LAN接続を完了できます。
基本的なスペックは
のWDC-433DU2HBKと同じですがこちらの方が価格が1000円近く安いです。その代わりにインストールCDが付属していないのでドライバを公式サイトからダウンロードする必要があり、あらかじめインターネット接続できる環境が必要となります。
1位 BUFFALO 11ac/n/a/g/b 433Mbps USB2.0用 無線LAN子機 WI-U2-433DHP
11ac対応。
、ボタンを押すだけのワンタッチ接続“AOSS”に対応。アンテナは3軸で回転可能で、様々な方向に傾けることが可能です。
親機が子機の位置や距離を判別して、複数のアンテナの電波を同時に届かせ高いスループットを実現する「ビームフォーミング」に対応しています。(親機がビームフォーミングに対応している必要があります。)
インストールCD付き。
USBアダプタ・メモリタイプ ランキング
5位 TP-LINK 無線LAN子機 AC600 ワイヤレス デュアルバンド USBアダプタ Archer T2U
スマートでスタイリッシュな11ac対応コンパクトモデル。
デュアルバンド対応、Windows10/8.1/8は設定不要。かんたんセキュリティのWPSボタン付きです。
4位 PLANEX 無線LAN子機 (USB3.0アダプター型)11ac/n/a/g/b 866Mbpsブラック GW-900D-BK
Amazonで1,150件以上のカスタマーレビューが付いている人気機種。
11ac対応。本体にWPSボタンを搭載し、WPS対応機器との接続設定をワンタッチで行う事ができます。初めて無線LANの設定をする方でも簡単に接続する事ができます。
3位 エレコム Wi-Fi 無線LAN 子機 11ac/n/g/b/a 867Mbps USB3.0 WDC-867DU3S
11ac対応。USB3.0に対応しパソコンに装着するだけで高速通信を可能にします。
ノートパソコンに挿しても飛び出す部分はわずか22mm重量は4gです。windows10は挿すだけで使えます。
2位 I-O DATA 無線LAN Wi-Fi MU-MIMO対応 小型 子機 11ac/n/a/g/b EX-WNPU1167M
11ac対応の小型無線LAN子機。5GHz帯、2.4GHz帯ともに2ストリーム対応で867Mbps(規格値)の高速通信が可能です。
かなりコンパクトで重さは2.4グラムしかありません。
小さいだけではなく可動式アンテナが付いていないにも関わらず「ビームフォーミング」に対応しています。
1位 BUFFALO エアステーション 11n対応 11g/b USB2.0用 無線LAN子機 親機・子機同時モード対応 WLI-UC-GNM2S
11n対応 11g/b USB2.0用 無線LAN子機。
対応OSはWindows 10(32/64)/8.1(32/64)/7(32/64)
切り替え不要で子機機能と親機機能の両方を同時に使えます。
(親機機能はWindows 7のみ対応しています。 )
ボタンを押すだけのワンタッチ接続 AOSS対応。
エレコム 無線LAN子機 ハイパワーアンテナ WDC-433DU2HBK レビュー
購入しました商品はこちらです。うちはドアの隙間が狭く、フラットタイプのLANケーブルでも開け閉めの度に気を使うので導入しました。
11ac対応。433Mbpsの中速度のモデルです。扉一枚隔てているだけですので外部アンテナなしでも十分受信できるのでしょうけど、どうせなら感度が良い方がいいに決まっているのでこの形状を選びました。
ルーターはバッファローの物を使用しています。
初期設定に必要なCD-ROMなどは付属していません。
面倒ですがインストールに必要なドライバは一旦有線接続をしてインターネットからダウンロードする必要があります。
本体はこのようになっています。
パソコンに取り付けた状態でアンテナを任意に可動させることが出来ます。
面倒な無線LAN設定や暗号化の設定を意識することなく、簡単に無線接続できる「WPS」機能を搭載しています。WPS対応の無線LANルータと、製品の背面にある「WPSボタン」を押すだけで、セキュリティ対応の無線LAN接続を完了できます。
挿し込むとこんな感じです。邪魔に感じるならPC本体裏側の空いてるUSBポートに挿しても良いのですが今のところ気にはなりません。
スピードテスト
スピードテストの結果です。上が有線LAN接続で下が無線LAN接続です。
しかし測定する度にどちらも多少の変動はするので誤差の範囲内でほぼほぼ速度の違いは無いと思って良いでしょう。
エレコム Wi-Fi 無線LAN WDC-433SU2M2WH
外部アンテナの付いていないコンパクトタイプも試してみました。速度も先に紹介した外部アンテナ付きの物とスペック的には同等で使用感もそれほど代わりませんでした。
写真じゃ分かりませんが本体の青色LEDがビカビカと点滅を繰り返していて夜中など結構気になるかも知れません。PCの前面ではなく裏側のUSBポートに差し込むなどしたらいいのかも知れませんね。かなり熱を持つというレビューをいくつか見かけましたが、この手の製品はどれもこんなものかと思います。
TP-Link 11ac/n/a/ 無線LAN子機 Archer T1U
もう一種類、TP-Link製の無線LAN子機も試してみました。現在1週間使ってみましたが安定して使用できています。値段も私の購入時で1000円ほどだったのでお手ごろです。
ユーザーフレンドリーなインターフェイスでインストールも簡単です。こちらも使用中は緑色のLEDが点滅しますが眩し過ぎずそれほど気にはなりませんでした。
これもそれなりに発熱量があるので念のためUSBハブを噛まして直付けしないで使用してみました。
まとめ
今回は無線LAN子機について紹介しました。ファミリーで一家に複数台パソコンがあるご家庭などは何本もケーブルをはわせるのではなく、全部いっぺんに無線LAN化してしまうのも良いでしょう。
外部アンテナの付いた無線LAN子機が角度を調整して受信感度を高められるように、ルーター側も合わせて外部アンテナ付きの物を選ぶなどするとさらに効果的です。
それでは以上、『無線LAN子機 おすすめランキング 簡単接続で爆速の商品10選』でした。