珈琲の漢字の由来とインスタントコーヒーの起源 コーヒー豆知識

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 最近寒くなってきてホットコーヒーを淹れて飲む事が多くなってきました。コーヒーは一年中飲んでますが夏場はアイスコーヒー以外にも炭酸水や麦茶も飲んだりしていたけれど冬は殆どコーヒーしか飲まなくなります。

ところでコーヒーって漢字で書けますか?読めるけど書こうとするとパッと思い出せませんが『珈琲』ってこんな字を書きます。この漢字にはどういった意味があるのか調べてみました。

 

珈琲という漢字の由来は女性のかんざし

『珈琲』という漢字を最初に当てはめたのは江戸時代の蘭学者、「宇田川榕菴」(うだがわようあん)という人だと伝えられています。

蘭学者の榕菴は英語のCから始まる「coffee」ではなくオランダ語のKが頭文字の「koffie」(コッヒィ、カヒー)という発音に合わせてその漢字を当てはめたものを自筆の蘭和対訳辞典で使用したのが最初であると言われています。

 

そしてコーヒーの木に実る赤い実の見た目が女性の髪飾り(かんざし)に似ていた事から、かんざしに使われる玉飾りという意味の『珈』と玉飾りを連ねる紐を表わす『琲』を組み合わせて『珈琲』と表記するようになりました。

 

つまり「koffie」という発音とコーヒーの実の見た目から連想されるイメージの両方の面から当てはめていたのですね。宇田川榕菴は蘭学者であったとのことですが、なかなかロマンチストで文学者としての才能もあったのかもしれませんね。

 

 

蘭学者、宇田川榕菴(うだがわようあん)の功績

宇田川榕菴は珈琲という漢字を作った以外にも翻訳の分野でその当時の日本に無かった言葉をいくつも生み出しています。

「酸素」、「水素」、「窒素」、「炭素」、「白金」といった元素名
「元素」、「酸化」、「還元」、「溶解」、「分析」といった化学用語
「細胞」、「属」といった生物学の用語は全て宇田川榕菴が作った造語だそうです。

 

 

コーヒー豆はそもそも豆じゃなかった

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珈琲の漢字の由来ともなったコーヒーの実。この赤いコーヒーの実を割ると皆さんがよく目にする形のコーヒー豆が2粒入っています。しかしこれ正確には豆でなくて赤い果肉の中に入っている「種」の部分なんですね。

この種を焙煎する事で茶色や黒のよく見慣れた「コーヒー豆」となる訳です。

 

 

世界初のインスタントコーヒー

時間に追われている現代ではインスタントコーヒーが普及しよく飲まれています。

そもそもインスタントコーヒーの起源は1860年代の南北戦争にまで遡ります。当時からコーヒーは好まれて飲まれており、両軍の兵士がコーヒーを飲みたがってコーヒーミルを内蔵した銃まで製作された程です。

この頃のインスタントコーヒーは現在のような粉末状ではなく細かく挽いたコーヒーの粉に砂糖とミルクを加えて練りこんだ半固形状のものを詰めた缶詰が兵士たちに支給されていました。それを缶から1さじすくってお湯で溶かして飲んでいたそうです。

 

 

現在のインスタントコーヒーを発明した人は?

インスタントコーヒーを最初に発明したのは日本人化学者の「加藤サトリ博士」だとされている説や、初めて製品化し成功を収めたジョージ・コンスタント・ルイス・ワシントンだとか諸説あるようですが現存する一番古い特許は1889年ニュージーランドのコーヒー販売事業者デイビッド・ストラングが「ソリュブル・コーヒー・パウダー」の作成法で特許を取得しています。

 

その後、日本人化学者の加藤サトリ博士が1899年に液体にしたコーヒーを乾燥させて粉末状にする事に成功し日本で売ろうとしますが、当時の日本では販路がなくアメリカに渡って販売しようとしました。加藤博士は後に特許を取得しましたが商品化には成功しなかったそうです。

 

 

軍事用品としてインスタントコーヒーが生産される

1903年にジョージ・ワシントンが特許を取って製品化した後も爆発的に売れたわけではありませんでした。当時のインスタントコーヒーは美味しくなかったそうで一般に浸透しなかったそうです。そしてインスタントコーヒーは軍事用品として生産され、このコーヒーを第一次世界大戦で兵士に支給しました。

戦争が終わると飲まれなくなりましたが第二次世界大戦勃発でまた消費されるようになりました。

この頃にはネスカフェなど12社が軍にインスタントコーヒーを提供していてアメリカ軍によって全世界にインスタントコーヒーが広まりました。

 

インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの差は

コーヒーはコーヒー豆から作られています。

インスタントコーヒーのほうが体に悪いとも思われたりもしますが、元が同じものですから栄養成分などもにも変わりはありません。

アカネ科の植物であるコーヒーの木にできた真っ赤に熟したコーヒーの実から真っ先に種子を取り出します。この種子を焙煎すると私たちがよく見る褐色のコーヒー豆になります。

焙煎の方法は諸々ありますが、家庭ではフライパンで加熱して焙煎することも出来ます。

レギュラーコーヒーは、専門の器具を使ってコーヒーの持つ成分をお湯や水などへ引き出す(抽出する・ドリップする)事で、ようやく液体の飲み物・コーヒーになります。挽きたて、炒りたてのコーヒーは香り立ちもよく贅沢な気分が味わえます。

 

焙煎されたコーヒー豆は“炒ったコーヒー炒り豆を挽いて細かくした粉を『レギュラーコーヒー』と呼びます。これはみなさんご存知でしょう。

お湯などで溶かして飲む『インスタントコーヒー』は、製法は色々ありますが、液状にしたコーヒーを濃縮してから乾燥したものなので、元々はこれもレギュラーコーヒーです。ただし味や香りはやはり新鮮なものがお薦めです。

 

カフェインの覚醒効果

コーヒーと言えばカフェイン。人は活動する際には交感神経、休息するときには副交感神経がそれぞれ優位にはたらきます。カフェインの覚醒成果で疲れや眠気が取れたり、集中力・記憶力が高まり、運動アビリティーも向上します。

 

ちなみに、コーヒーよりもカフェインの多い飲み物と言えば、日本茶の玉露や、エナジードリンクなどにも含まれます

ほかの嗜好品飲料とくらべても、コーヒーのカフェイン含有量は多い方です。

カフェインの代表的な作用といえば、驚いたことにいっても覚醒成果ですね。

カフェインをとると、自律神経のはたらきを高める効果があると言われていますが、交感神経を興奮させる効果、と言った方が正しいでしょう。

カフェインによって目が覚めるのは、体内に入ったカフェインが、神経を興奮させるからです。

 

カフェインは取り過ぎると健康に悪影響を与える事もありますが、一日に10杯以上などと大量に飲まない限りは不安ないでしょう。

ですが休息するときにまでコーヒーを飲むと、自律神経を乱してしまうことにも・・・

なので仕事の後はカフェインレスコーヒーにしてみるのもいいですね。

 

 

まとめ&補足

珈琲の漢字の由来や、インスタントコーヒーの起源など調べてみるとその歴史も分かって大変興味深かったです。

 

インスタントコーヒーの発明者という記事の補足なのですが、私も仕方なく諸説あるという表現を用いましたがネットを中心に調べていくとサイトによって書いてある内容に食い違いが結構あって迷いました。

多くのサイトでは日本人化学者の加藤サトリ博士が発明したけど特許を取ってなかったので後から出願したジョージ・コンスタント・ルイス・ワシントンが先に特許を取ったことで加藤の存在は歴史の影に隠れてしまいました。ですが本当は日本人の発明なんですよニッポンジン凄いね。

 

という内容が多く見られUCCのサイトでもそのような解説をされていましたが、深く調べていくとどうやら1889年にはニュージーランドで最も早い特許が取得されているし加藤博士もちゃんと特許は取っているようなんですよね。

以下、参考リンク

インスタントコーヒー – Wikiwand

カトウ・サトリ – Wikiwand

インスタント・コーヒー、最初の特許は日本人|WIRED.jp

コーヒー – YouTube

インスタントコーヒーのはじまり ・ 日本インスタントコーヒー協会 

それでは以上、『珈琲の漢字の由来とインスタントコーヒーの起源 コーヒー豆知識』でした。

 

www.zero-note.netサイフォン式コーヒーの使い方記事です。

 

 

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