ポケベル来年9月にサービス終了へ(製造は20年前に終了済み)
平成の終わりと共にひっそりとポケットベル(ポケベル)サービスも2019年9月30日をもって終了しようとしています。ポケベルとは1968年に電電公社(現在のNTT)が開始した無線呼出しサービスで「0840」で「おはよう」など語呂あわせでメッセージを送る使い方がされていました。
1990年代中盤がポケベルブームの最盛期で、契約数のピークは1996年で120万件だったのが携帯電話やPHSの普及により契約者が減少していき現在では約1500台になっているそうです。
当時の若者の必須アイテムだったポケベル
1993年のドラマ「ポケベルが鳴らなくて」や同名の主題化が流行したり、大黒摩季の曲「あなただけ見つめてる」では歌詞に「ポケベル持ったわ」というフレーズがあるなど時代を反映したアイテムだったポケベル。
元々はサラリーマンのビジネスツールとして使われていたポケベルは女子高校生などの若い層からも支持を獲得していきました。当時のナウいヤングはポケベルのチェーンをポケットから出してポケベル持ってるアピールなどをしていました。
www.youtube.com広末涼子のドコモのポケベルのCMも覚えている人も多いでしょう。このCMが流れていた頃にもなるとそろそろ携帯電話も普及してきてた時期ですがまだまだ携帯電話は使用コストが高く若者にも手に入るコミュニケーションツールとしてポケベルが使われていました。
しかしこの直後の時期あたりから、「0円携帯」という端末代金を月々の使用料に上乗せするという今でいう実質0円での売り方をする携帯電話・PHSなどが出始め急速な低価格化と共に普及が進み通信端末の主役の座を奪われました。
製造は20年前に終えていた
東京テレメッセージではポケベルの製造は20年前に終了しており
現在は首都圏でのみサービスを続けていました。使用者の多くは電磁波が出ないということで医療事業者が契約していましたが利用者が1500人を下回り撤退に踏み切ったそうです。
まとめ
この時代まで生き残ってたとは知らずに驚きましたが、例えばファックスなんかだと今でも十分利用価値があって消えずに残るもの分かるのですがポケベルはその入力方法などをとっても逆に不便だろうという気がします。
今使われてるのは改善されてるのか知りませんが20年前に生産終了してるのなら多分使い方も当時のそのままなのでしょう。
それでは以上、『ポケベル来年9月にサービス終了へ(製造は20年前に終了済み)』でした。