東京オリンピック2020観戦チケット購入の方法・申し込み期間はいつまで?
2020年開催の東京オリンピックの国内向けチケット販売の抽選申し込み受付が2019年5月9日より開始されます。ID登録など事前に準備できる事もあるのでしっかりと備えておきましょう。現在分かっている東京オリンピック2020の情報についてまとめてみました。
東京五輪観戦チケットの販売スケジュール
日本国内在住者向けの2020年東京オリンピックの観戦チケット抽選申し込み受付が5月9日より開始します。東京五輪のチケット販売は抽選方式で行われます。
抽選に参加するには準備として先に公式販売サイトでTOKYO 2020 IDの登録しておく必要があります。以下のような流れでチケットを購入する事になります。
①TOKYO 2020 IDの登録・電話番号認証
TOKYO 2020 IDの登録には以下の項目が必要になります。
・Eメールアドレス
・住所
・氏名
・生年月日
・電話番号
・パスワード(任意の半角英数字)
②第一次販売(抽選販売)の抽選申し込み
5月9日(木)10時から第一次販売(抽選販売)の抽選申し込みが受付開始されます。
受付期間は5月9日(木)~5月28日(火)23時59分までです。
この期間内に観戦したい競技チケットの種類やセッション、枚数を選択して申し込み手続きを完了させます。
③抽選結果発表・購入手続き
6月20日(木)に抽選結果が発表されます。当選の場合は7月2日(火)までに購入手続きに進み、受け取り・支払い方法を選択します。
購入手続きの期間は6月20日(木)~7月2日(火)23時59分までです。
購入手続き期間を過ぎた場合は当選したチケットの購入権利も無効となりますのでご注意下さい。
④第二次販売(先着順販売)
抽選による先行販売を経た後に先着順の一般販売が受付開始されます。先着順販売は2019年秋ごろを予定しています。抽選販売に漏れた方は再度申し込みのチャンスになります。
⑤直前販売
2020年春以降から公式チケット販売サイトと都内に設置予定の公式チケット販売所で購入する事が出来ます。
セッションとは?
セッションとはチケットを販売する単位の事で観戦したい競技によって異なりますが例えば水泳の場合。
『男女予選』で1セッション、『男女準々決勝』で1セッション、『男女準決勝/3位決定戦』で1セッション、『男女決勝』1セッションといった区切りで競技によっては男子と女子で別のセッションになっているものなど1セッションに含まれる試合数や時間は異なります。
チケットの種類
チケットの種類は主に以下の3種類があります。なお会場にて本人確認をする場合がありますので、来場の際には必ず名前の分かる身分証明書をご持参ください。
なお、1セッションで「一般チケット、車いすユーザーチケット、同伴者チケット」と「東京2020みんなで応援チケット」を同時に申し込む事は出来ません。
一般チケット
競技観戦がおこなえる全セッションが対象のチケット。A席からE席まで最大5種類から選択出来ます。(競技によって席数は異なる)
チケットの価格は大人・子ども・幼児ともに一律同額となります。競技開始時点で2歳未満の幼児はチケット保有者1名につき1名まで無料となります。
車いすユーザー同伴者チケット
競技観戦がおこなえる全セッションが対象の通常のチケット。車いすを使用される方とその同伴者の方が車いすエリアで一緒に観戦できるチケットです。
東京2020みんなで応援チケット
競技観戦がおこなえる全セッションが対象のチケット。12歳以下の子ども・60歳以上のシニア・障がいの方を含む家族やグループを対象に最下位席種エリアでの観戦となり価格は1枚2,020円(税込み)
カスケードサービス・第2希望選択サービスとは
多くの人にチケットが行き渡るように、2種類のサービスが用意されています。希望の席のチケットが「落選」した場合に同じセッションの一つ下のランクのチケットも抽選対象に含めるサービスなどで申し込みの際に設定する必要があります。
カスケードサービス
一般チケット購入希望者を対象としたサービスで、申し込み時に希望した席が「落選」となった場合で一つ下の席チケットの申し込み数が販売定数に達していない場合に、一つ下のチケットも抽選対象と出来るサービスです。
第2希望選択サービス
抽選申し込み時に第二希望の申し込みが出来るサービスです。第一希望が落選した時のために別のセッションを希望しておく事が出来ます。
第一希望・第二希望は同じセッションでは申し込みできません。また第一希望・第二希望いづれかのみの当選となります。第一希望・第二希望は異なる席種、枚数での申し込みが可能です。
1人あたりの最大当選枚数は30枚まで
一人当たりの当選可能枚数には上限があります。1セッションにおける申し込み上限枚数は2枚~8枚までで、1回の申し込みにおける最大枚数は30枚までとなっています。
1回に申し込める上限は30枚までですが、「第2希望選択サービス」を利用した場合は第一希望・第二希望それぞれ30枚までの合計60枚まで申し込みが可能となりますが、当選枚数は最大30枚となります。
複数のIDを取得して申し込む事は禁止されています。そうした不正が見つかった場合、当選・購入済みのチケットを無効とするほか、サービスの利用を停止する場合もあります。
当選した複数のチケットは全て一括購入しなくてはならない
最大で30枚まで申し込み可能ですが当たるかどうか不安になり、興味のなかったセッションまで申し込みを行っていたりというような事をしていて30枚全て当選した場合。
当然全てのチケットを購入しなければいけません。当選した中からこれとこれだけといった風に選択する事は出来ません。
チケット代金は一部のみの支払いも出来ません。一括で全額を支払う必要がありますのでよく考えてから申し込みをするように心がけて下さい。
複数当選した場合、購入手続き期間内に全額決済して全て購入するか、7月2日の購入手続き期限をやりすごして全てのチケットを自動キャンセルするかの2択しかありません。
東京オリンピックチケットの転売は厳禁
2019年6月から「チケット転売規正法」が適用されます。オリンピック・パラリンピックに向けてチケットの悪質な買占め行為を防ぐのが目的の法案です。
オークションやメルカリなどでは一切転売が出来なくなるよう対策が取られるもようです。
ただしこの規制は原則として定価以上での譲渡を転売と見なす法律で、定価もしくはそれ以下の価格で売り渡す事は可能としています。
チケット転売規制法については以下のページで解説しています。
公式リセールサービス
チケットの転売を規制するとは言っても東京オリンピックが開催される1年後の自分のスケジュールがどうなっているかは分かりません。行くつもりでチケットを購入したものの会場に行けなくなってしまった人のための救済措置として、2020年の春ごろから「東京オリンピックチケット・リセールサービス」が開始されます。
このサービスは公式チケット販売サイト内を通じて購入したチケットを他の購入希望者に定価で再販できるサービスです。
購入希望者が居ない場合はリセール不可となり、必ず売れるとは限りませんのでご注意下さい。
当選後の購入手続き
当選後は以下の手続きが必要となります。購入手続き期間は2019年6月20(木)~7月2日(火)予定
①来場予定者の登録
当選されたチケットについて来場・観戦を予定されちる方の氏名登録と連絡先の登録が必要となります。来場者として登録した人のみが会場に入場できます。
②チケットタイプ・配送先の登録
チケットのタイプは以下の3種類があります。
・モバイルチケット:お手持ちのスマートフォン、タブレット端末で表示
・Print@Home:ご自身でプリントアウト
・紙チケット:配送(別途発行手数料と配送料がかかります)
③決済方法の選択
チケット代金の支払はVisa決済、またはコンビニエンスストアでの現金決済が選べます。コンビニ決済では手数料が432円(税別)かかります。
5月9日からの東京オリンピックの観戦チケットの申し込みは
『東京オリンピック2020観戦チケット公式サイト』からお願いします。申し込み受付開始直後や締め切り直前は混雑する事が予想されますが申し込み順は当選に影響しませんので余裕をもって申し込みしましょう。
まとめ
多くのセッションは8,000円以下から購入できるものが殆どですが、人気の陸上決勝のようにAチケットとEチケットの価格差が100,000円以上になるものもあります。
中でも開会式のAチケットともなると300,000円もします。それでも欲しい人は沢山いるでしょう。テレビで観戦するのも良いですが、せっかくの東京オリンピックですので現地に行って観戦してみたいものです。
それでは以上、『東京オリンピック2020観戦チケット購入の方法・申し込み期間はいつまで?』でした。