キャンプ場以外で勝手にテント張ってもいいの?ゲリラキャンプのススメ
キャンプをする時というのは大抵の場合は普通にキャンプ場を使ったりするのでしょうが、いわゆる野営・野宿といったキャンプ場以外の場所、例えば公園の空き地や川沿い、森や山などでテントなどを張るときはどこかに許可をといる必要があるのでしょうか?
ここでは許可の取り方など野営の方法などについて紹介していきます。
私有地と共有地
公園や空き地のような場所であっても許可は要ります。
お金のない学生などが旅費をケチるためゲリラ的に泊まる場合などいろいろ理由はあるでしょうが、私有地にテントを建てると土地の所有者から「不法侵入扱い」もしくは「不法占拠」とされても反論のしようがない事を覚えておいてください。
キャンプ指定された土地以外では基本的に許可が必要だと思ったほうがよいです。
しかしながら私有地ではない共有地の河川敷など一夜限りであれば大目に見てもらえる事もあります。
野営するポイント
あまり大規模にやらない。出来ればソロで行う。
地元の人でも良く分からないグレーゾーンなところがあるので迷惑な事をしない限りは目をつぶってもらえる。が、これが大人数で大騒ぎするようなら警察を呼ばれておロープ頂戴なんて事にもなりかねません。
それと住人の方には友好的に接しましょう。地元のおっちゃんなどがたまに興味をもってやってくることがあるが、嫌な顔をしないでしっかり挨拶するなどして怪しいものじゃありませんよというアピールをして不安を解消してあげる事が重要です。
水辺(河川・海岸)
河川法という法律で基本的には誰もが自由に使って良い事になっています。
数人のグループがBBQをする程度なら許可は要りません。自治体が条例でBBQや火気を禁止していなければキャンプは可能です。
ただし洪水や暴走族に絡まれたりする別の危険性はあります。
管理は河川事務所がしている。大規模キャンプは事前申請がいりますが公園や野球場が併設されてるような場合、管理者はそちらになっている事がありややこしいが許可を求めるならそこを探します。入念な下調べが必要になりかねない。
海岸も多くの場合は問題なしでオフシーズンに目立たないところで張るならOKではあるが潮の満ち引き考慮し場所を選定する必要がある。砂浜ではなく、防風林などの脇がよいでしょう。
地震の際には津波にも注意。寝ている間に波にさらわれないよう気をつけてください。
道の駅の駐車場など人家がない場所
道の駅の駐車場など誰も来ない夜の間に隅の方や乗ってきた車やバイクのそばで寝泊りする分には問題ありません。
実際、車中伯している人も結構いますし車がテントになっただけで大きな違いはありません。
夜間は暴走族などが来ることがあるので注意は必要
あらかじめ地図やガイドブック、ネットで下調べしストリートビューなどで場所の様子を確認しておき、人気のない時間だけ張るというのもポイント。
郊外の公園
大規模な緑地や築山のあるような公園なら目立たないところがあるかもしれないが、市街地の公園は警察の巡回コースになっていたりカップルが頻繁に訪れたりとリスクは大きい。
市街地からの離れた公園や野球場、夜間も自由に出入りできる広場のある場所などがあればベスト。
林道や農道の終点
日が落ちて交通が無いことが確実なら泊まることが出来ます。早朝からトラックが通ることがあるので注意が必要。
林の中
テントを張るには下草を刈ったりする必要がある。雑草なら良いかもしれないが、キャンプには不適当かと勝手に草を刈ったり土を踏み固めたりすると土壌に影響が出る恐れがある
山頂近くなどに山小屋があれば、キャンプ出来る場合は場所を指定してくれる。あらかじめ問い合わせておくとよい。
焚き火の跡やゴミは完全に消して帰る
モラルの話になってくるのですがこの辺りはキャンパーとしての最低限のマナーであり
焚き火の未消火で山火事でも起こそうものなら一大事です。
まとめ
元々、普通にキャンプ場でキャンプをする予定が、時間的距離的に辿り着けずに夜になってしまうこともあります。
そういった時は下手に移動し続けると事故に繋がる事もありますのでキャンプ場以外でのゲリラキャンプをする事も頭の片隅に押さえておくとよいでしょう。
旅人キャンパーの多くはキャンプを楽しむ事自体を目的とするのではなく、寝泊りの手段とだけ考えてるようで、ゲリラキャンプと検索するだけでも皆さん結構いろんな場所で夜を明かしている様子です。
それでは以上、『キャンプ場以外で勝手にテント張ってもいいの?ゲリラキャンプのススメ』でした。